2017年9月12日火曜日

YAMAHA XT250T LED化



(この記事は姉妹サイトNORTH DIY jpでも掲載しています)

旧車・昭和バイク YAMAHA XT250T 30X 1983年モデルのLED化を行ってみました。
LED化によりウインカーの小型化、ヘッドライトを含む電装系の省電力化によるバッテリー負荷の軽減などができます。*ここでの作業はあくまでも自己責任での取扱いとなりますのでご注意ください。部品や電気回路の改造作業を伴いますのでご参考程度にお読みください。



[LED化対策回路]
まず電装回路のLED化対策を行います。
電球を単にLED化しても極性や微弱電流によって正常に動作しない事がありますので、まずパイロットランプ回路へダイオードを追加する作業を行います。

                          (XT250Tダイオード追加回路)                                                 (XT250T全体回路図) 


[回路変更の理由と詳細]

<フラッシャーパイロットランプ電流の流れ(ノーマル時)> 
簡素化した回路図で説明しますが、例えば右ウインカー点灯時はパイロットランプを通り、左ウインカー(前後)ランプを経由する回路で電流が流れますが、ウインカーランプはワット数が大きいため発光しません。
ウインカーランプとパイロットランプはワット数が異なるため、その特性の違いを利用した回路のため通常電球時は良いのですが、ウインカーランプをLED化した場合は微弱電流でも発光してしまいウインカーランプが左右とも点灯する不具合が発生する場合があります。

XT250Tノーマルフラッシャーパイロットランプ回路(略図)


<対策後のパイロットランプ電流の流れ(LED対応時)>
フラッシャーパイロットランプ回路にダイオードを追加し、ウインカーランプに回り込まない回路にすることによりウインカーランプをLED化しても誤動作しなくなります。更にパイロットランプもLED化が可能となります。
(*ハイフラ対策にはリレー交換が必要です)
ウインカー回路に誤動作しない程度の抵抗器を入れる手法や製品もありますが、抵抗器で多くの電力を消費してしまうため、せっかくのLEDによる省電力化の意味がなくなってしまいます。

XT250T対策後のフラッシャーパイロットランプ回路

[回路へのダイオード追加作業]
(ここでは作業性/ジョイントコネクターレスのため半田付けで作業しております)
1. メーターパネルから出ているコネクターの手前で、パイロットランプの濃茶ケーブルと濃緑ケーブルを切断します。
2. 黒ケーブルの被覆を剥がします
3. 切断した濃緑ケーブルのメーター側を黒ケーブルに半田付けします
4. メーター側の濃茶ケーブルにダイオード(2個とも)のカソード側を半田付けします
5. 片方のダイオードのアノード側をコネクター側の濃茶ケーブルに半田付けします
6. もう片方のダイオードのアノード側をコネクター側の濃緑ケーブルに半田付けします
7. 各ケーブルがショートしないように絶縁します(振動や熱、水の侵入対策を入念に)
ダイオード追加1


8. 見た目はよくありませんが絶縁処理をした後で更にグルーガンで補強しました
ダイオード追加2 

これで各ランプをLED化する準備ができました。

[LED取り付け時の注意]
LED(発光ダイオード)ですので当然電圧極性(+,ー)があります。
事前にLED自体の極性と、回路図で各線の極性をしらべ接続の向きを間違えないようにします。
もし点灯しない場合は逆に取り付けしてみます。


[メーター用LED]
12V 車用 FLUX5連 T10 LED ウェッジ球 ホワイト 
フラッシャーパイロットランプ・ハイビーム表示・ニュートラル表示・タコメータ照明・スピードメータ照明・速度警告灯 (計6個)
このLEDのサイズは若干大きくメーターパネルに入らなかったので、メーターパネルに入るくらいまで平ヤスリや粗めのサンドペーパーでかどを削りました。(あくまでも自己責任で)
ここで使用しているLEDはイネックス(INEX)さんで販売しているものですが、価格が安いため安心です。
前述しましたが、あらかじめLED側の極性を調べてマークをつけておき、回路図から+ーの極性を調べ、セットする方向を間違えないようにします。




[ヘッドライト用LEDバルブ]
e-auto fun Amazon限定 バイクライト LEDヘッドライト ホワイト H4/H4R1/PH7/PH8共通 2200ルーメン 6V-36V対応高輝度新COBチップ 三面発光 冷却ファン内蔵 Hi/Lo切り替え型 NML-MINI3AC-20W-W オートバイ 二輪用

ヘッドライト用のLEDバルブです。XT250Tのヘッドランプ電源は12V交流ですので、AC-DCコンバーター付きの商品を選びました。 2200ルーメンですが(ノーマルより明るいと思います)、入力電圧の幅が6Vから36Vと広いためこの商品を選んでみました。

取り付けには多少加工が必要で、単なるバルブ交換というわけには行きませんでした。


    


ノーマルバルブのコネクターを外した状態


    ゴムカバーを外した状態


3種類のアダプターのうちの一つがなんとか合いました(若干無理はありますが...)


   


LEDバルブが入るようにゴムカバーの内側を加工


  LEDバルブ装着完了


LEDバルブには冷却ファンが付いていますので、ヘッドライト取り付け時にはなるべく水がかからないように、且つ十分冷却できるように工夫してとりつけます。


[ポジションランプ]
12V 車用 SMD5連 G14(BA9s) LED球


ポジションランプ用LEDは直径が10.5以下でないと入らないので、台座とLED部分のかどを削りました。こちらも自己責任での加工となりますが、 LED素子にダメージを与えないように少しずつ削ります。

ここで使用しているLEDはイネックス(INEX)さんで販売しているもので、価格が安いため万が一壊してしまっても安心です。

















[フラッシャーリレー]
e-auto-fun バイクライト ICウインカーリレー LED対応 省電力 2ピン ハイフラ防止 バイク 旧車に カスタムパーツ オートバイ 二輪 CF12

ウインカーをLED化する場合、消費電流などの違いにより時定数が変わり正常に動作しなくなりますので、LED対応用のリレーに交換する必要があります。
左がLED対応品     右がノーマル

念の為シリコンで防水処理しています


[LEDウインカー]
4x 15 LED Motorcycle Turn Signal Indicator Light Bulb Blinker 12V Amber Color(2017/JUL 取り扱い終了)

e-bayで調達したLEDウインカーです。ステーはラバータイプで、配線出口にゴムパッキンが付いているタイプです。小型ながら十分光量もありGoodです。念のためレンズと本体部はシリコンで防水しました。
発光時の色はアンバー(オレンジです)

e-bayで輸入代行もしますので、個人輸入されたい方はコメントからご相談ください。



[テールランプ・ストップランプコンビネーションLED]
孫市屋(マゴイチヤ) S25ダブル-SMD47連-白 (LE47-W)







このLEDはノーマル球からの単純交換が可能でした。明るさも十分ありGoodです。

この記事の作業については全くの個人的な記録であります。改造作業を伴い、保証もございませんのでその点につきましてはご理解・ご了承願います。すべて自己責任の範囲となりますのでご参考程度にお読みくださいませ。
ご質問等ございましたらコメントからお知らせください。


0 件のコメント:

コメントを投稿